春になればきみは (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
恋人のロイを空港で待つルーシーに、見知らぬ男が声をかけてきた。「ルーシーだね?ぼくはジェフ、ロイの友人です」いったいどういうこと?ロイはどうしたの?大金持の慈善事業家ルーシーは、ここメキシコのコスメル島で、ロイと初めてふたりきりの休暇を過ごすはずだった。ところが急な仕事が入り、2、3日遅れてしまうというのだ。かわりに、元プロのアイスホッケー選手ジェフが来たらしい。とりあえず、ふたりは夕食をともにすることにした。まったく妙なことになったものだわ。複雑な思いにとらわれながらもルーシーは、ユーモアがあり、一緒にいて楽しいジェフに好感を持った。その夜、彼女は自分のバンガローで50万ドル入りの袋を見つけた。ジェフは麻薬取り引きがらみの金かもしれないと言う。思案に暮れている矢先、ルーシーは何者かに襲われた。
遺跡にかかる虹 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「この壷は偽物だ」ロビンの店にふらりと入ってきた男がいきなり言った。「えっ?いったいなんのこと…」ここサンタフェでロビンが写真店を開いて一年になる。彼が指さしているのは、彼女がインディアンの村に行ったとき、そこで壷を焼いていた職人から借りて撮影した写真だ。アダムと名乗るのその考古学者は、その壷が古代の壷の贋作だと言うのだ。「贋作を作るのは犯罪なんだ。ぼくと一緒にこの壷を作った職人を捜しに行ってほしい」彫りの深い顔だちに神秘的な雰囲気を漂わせた、アパッチインディアンの血を引くアダムに惹かれるまま、ロビンは事件に介入していく。だが、彼女の周囲には次々と犯人からの警告が―。
恋のセーリング (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
カリブ海の夕日はたとえようがないほど美しい。ミランダが失恋の痛手を負いフロリダから逃れてきて5年―マリーナ経営に忙しい毎日を送りながらも自分を捨てた恋人とセーリングした日々をいまだに思い出す。あれ以来、また裏切られるのではないかという不安から男性との付き合いは努めて避けてきた。いまはもうかつてのように相手を信じきることはできそうもない。しかし国際レガッタを機会にフロリダに戻ったミランダは、天才ヨットマン、ウォーカーに出会い初めて大人の恋におちた。だが、ふたりの恋はたちまち暗礁に乗り上げる。ミランダもウォーカーも相手と同じくらい仕事を愛していたからだ。お互いに妥協することなく愛を育む方法はないのか…。ミランダの新たな苦悩が始まった。
週末婚 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
“荷物は無事だ。ただし、倉庫が変わる”友人から暗号のような電報を受け取ったネイト・ペリーは、急いでエリー湖のほとりの町に駆けつけた。“荷物”とは、政府の証人保護プログラムを適応されたため八年も離れている娘のことだ。だが、倉庫が変わるとはどういうことなのか?目的地に着いたネイトは、その意味を知った。元の妻とその夫は交通事故で死亡し、娘のサラはリビーという女性に育てられていて、養子縁組の手続き中だという。ネイトは娘を取り戻すために裁判に持ち込んだが、途中で,彼はリビーに結婚を提案した。結婚すれば二人ともサラと一緒に暮らせる。どうしてもサラを失いたくないリビーは、愛のない結婚に、条件つきで同意した。
デルタの熱い夜 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
すさまじい爆音―耳をつんざく機関銃の音。アリサは懸命に走った。彼を助けなければ。「早く逃げて、早く!」だが、飛行機の爆音でその男に声は届かない。アリサが男に思いきり体あたりする。2人は抱きあったまま真っさかさまに用水路にころげ落ちた…。ミシシッピ川の下流に広がる豊かなデルタ地帯で考古学者アリサとペースの出会いは衝撃的だった。この瞬間から燃えあがる恋の炎。だが野性的な農場主ペースの表情がときおり暗く陰る。ふと彼の口を突いて出る“あの女”とは、いったいだれなのだろう?ポバティ・ポイント遺跡の祭壇で2人が愛を誓うのはいつか…。
愛が見えなくて―シェルター・バリー物語〈1〉 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ベッカとウィルは子どもにこそ恵まれなかったが、長いこと、絵に描いたような幸せな結婚生活を送ってきた。だが、あんなに待ちわびていたはずの妊娠が確認されたとき、ベッカは大きなショックと不安に揺れることになった。すっかり諦めていた出産に対処する自信がまったくない。もう若くなく、リスクを負っての出産は危険だと医師は言う。それを正直に夫に告げると、ウィルはまるで見知らぬ女を見るような目で彼女を見た。彼にしてみれば、子どもは二人の長いあいだの念願だったのだ。出産を迷う妻など、どうしても理解できない。その日から、なんの疑問もなかった結婚生活が急に崩れ始める。結局のところ、二人とも、相手のことが何もわかっていなかった。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
クイン,タラ・T.
アメリカではベストセラーリストにその名が載る人気作家。日本でも近年人気が急上昇している。オハイオ州の生まれで、七歳のころから物語を書き出したという。ヴァイオレット・ウィンズピアの大ファンだった。十六歳からは地方紙に書き始め、大学卒業後、高校教師をつとめながら雑誌にも寄稿。プロデビューは1993年スーパーロマンスから。このデビュー作がRITA賞最終候補に残り、一躍シリーズのトップ作家の一人となった。三部作に期待が集まっている。現在、夫、十代の娘とアリゾナ州に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
涙の海を越えたら (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
なくした愛を見つけます、消えた恋人捜します―この広告にすがるしか、ほかに生きるすべのない男、マイケルが、探偵社「ファインダーズ・キーパーズ」のドアをたたいた。5年前、彼は若く美しい女教師エミーと灼熱の恋に落ちた。中米サンパブロの現実離れした町での魂を揺さぶられるような激しい愛の日々…。そして別れは突然にやってきた。やむにやまれぬ状況下で、別れの言葉を残すこともできずに引き裂かれた彼女は今、どこでどうしているのか。それを知らなくては、この先どうあがいても生きていけない。マイケルは必死だった。一方、サンパブロで突然マイケルに捨てられたエミーは、あのとき悲しみと失望と寂しさのさなか、妊娠を知ったのだった。
幻のアリシア (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
大学で美術史を専攻しているアリソンは指導教授の命を受けて、幻の名画《アリシア》を所蔵しているといわれるオーマリ家に、身分を偽り足のわるいオーマリ夫人の付添いとして住み込んだ。本物の《アリシア》がみつかれば美術界を揺るがす大事件になる。しかしアリソンに絵を見るチャンスはなかなか訪れなかった。そのうちに夫人の息子タイはアリソンの行動に不審を抱いて、絵をクリーニングに出すと称しどこかへ持ち出してしまう。タイは絵のことを除いてはアリソンに熱いまなざしを向けつづけた。だが、最愛の妻を事故で失うという過去をもつタイに、いくら積極的な態度を示されてもアリソンには、自分が彼の亡き妻の身代わりにされているような気がしてならない。そんなある日、突然《アリシア》が戻ってきた…。
海が変わる日 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ある日突然エリエルの前にひとりの男が現れた。海辺の町には不釣り合いのスーツに身を包んで。父が亡くなって以来新しい仕事、新しい恋に向かって自分の人生を再出発させなければならないとたえず思ってきた。会った瞬間、彼女は反感と同時に新たな愛の予感にふるえた。男の名はザカリー・ドレーク。大出版社の副社長だ。ドレークから彼の会社の社長エレノアがじつはエリエルの祖母だと聞かされる。二十七年間いることすら知らなかったその祖母がぜひ自分に会いたいと言っているという。しかし、それだけではなかった。「きみのおばあさんは、本当はきみの父親の婚約者だったのだ…」エリエルは信じらない思いのまま彼といっしょに旅立つことにした。
魂が帰る場所―シェルター・バリー物語〈3〉 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
恋人ザックと出席した友人のパーティーで、ランディは親友バーバラの姿を見つけた。バーバラには女性の連れがいて、なぜかランディと顔を合わせようともしない。不思議に思ったランディがザックを促して近づいたとき、彼女は異変に気づいた。ザックの表情がひどくこわばっている。ザックには離婚歴があり、原因は彼の妻にあったとは聞いていた。妻は同性愛者で、それは自分に男性として魅力がなかったせい…。そんな思いがずっと彼を苦しめていたようだ。この人がザックの別れた妻、そして妻の相手の女性というのは、バーバラだったの!やがて、この事実が二人の関係に微妙な影を落としはじめた。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
クイン,タラ・T.
アメリカではベストセラーリストにその名が載る人気作家。日本でも近年人気が急上昇している。オハイオ州の生まれで、七歳のころから物語を書き出したという。十六歳からは地方紙に書き始め、大学卒業後、高校教師をつとめながら雑誌にも寄稿。プロデビューは1993年スーパーロマンスから。このデビュー作がRITA賞最終候補に残り、一躍シリーズのトップ作家の一人となった。三部作のあと単行本も執筆している。現在、夫、十代の娘とアリゾナ州に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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