地中海伝説 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
カナダの入国管理局の係官、カレンはビザの延長を希望してやってきたドニスと面接した。地中海に浮かぶ小さな島国、サンビートの経済顧問官だという。おしゃれな人ね、それにとてもハンサムだわ。観光が目的だという彼にカレンはすぐに滞在許可証を発行した。だがその日の夜、ドニスから電話が入った。「今、留置場なんです。暴行容疑で拘留されて…」カレンの尽力でなんとか釈放を取りつけたものの、ドニスにはどこか張りつめた陰があるようだ。翌日、図書館でサンビートについて調べてみた彼女は、その国が独裁国で悪政で国民を苦しめていることを知る。悪の片棒をかついでいるような人間に手を貸してしまうなんて…。ところが数日後、ドニスは今度は不法就労で捕まった。いったい彼は何者?ここでなにをしようとしているの?
信じていたい (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
新任の部長に抜擢されたバレリーは朝から気持が落ち着かなかった。経営合理化のためすご腕の経営コンサルタント、グレンが来るのだ。部長といえども、彼は情け容赦なく首を切るという噂だ。この新設された事業部の長に就いたのは能力を買われたからよ、そう自分に言い聞かせながら彼女はグレンの待つ会議室に入った。“まさか、こんなことってあるかしら!”咋日、空港のなかで偶然ぶつかってしまった男ではないか。このハンサムで魅力的な黒髪と黒い瞳はまぎれもなくあの人だ。「あなたが優秀だと評判のバレリー・スタッフォードさんですね?」思いがけない再会に胸をときめかしながらも彼女は顔を曇らした。三年前夫が自殺して以来、バレリーは仕事だけに打ち込んできた。そしていま、女性部長として意欲に燃えていたところなのだ。
幻のアリシア (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
大学で美術史を専攻しているアリソンは指導教授の命を受けて、幻の名画《アリシア》を所蔵しているといわれるオーマリ家に、身分を偽り足のわるいオーマリ夫人の付添いとして住み込んだ。本物の《アリシア》がみつかれば美術界を揺るがす大事件になる。しかしアリソンに絵を見るチャンスはなかなか訪れなかった。そのうちに夫人の息子タイはアリソンの行動に不審を抱いて、絵をクリーニングに出すと称しどこかへ持ち出してしまう。タイは絵のことを除いてはアリソンに熱いまなざしを向けつづけた。だが、最愛の妻を事故で失うという過去をもつタイに、いくら積極的な態度を示されてもアリソンには、自分が彼の亡き妻の身代わりにされているような気がしてならない。そんなある日、突然《アリシア》が戻ってきた…。
リン・聖なる結婚―リバーベンドの遺産〈3〉 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
トム・ベインズは世界中で活躍したジャーナリストだった。相棒のカメラマンを苛酷な事故で失ったあと、自分の人生の何もかもが失敗だったという思いにとらわれ、子供時代の思い出深いリバーベンドに戻ってきた。ジャーナリストとしての名声とひきかえに、大切な家族も失った。そんなトムが、これまで会ったことのないタイプの女性に出会い、ひと目ですっかり惹かれてしまう。いったい彼女は何者?リン・ケンダルはコミュニティ教会の牧師。休暇中にすてきな男性トムと出会い、たちまち恋に落ちた。でも、わたしの職業を知ると、どんな男性でも身を引いていく。わたしだって人を好きになる。恋をしたい。結婚もしたいの。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
アボット,ローラ
ヴァージニア州生まれ。二人の弟を引き連れて、おてんば娘としてのどかな子供時代を送った。教師という天職に恵まれ、小学校教師の仕事のすべてを愛して二十五年間教壇に立ち続ける。この間に結婚、三人の子供を引き取って離婚。さらに再婚して全部で五人の子の母となり、現在では十三人の孫もいる。ロマンス小説家としてのデビューは1996年(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
美しいめぐりあい (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「このコンパートメント、わたしが予約しているんですけれど」シャロンは自分の寝台室を占領している男に切符を見せた。どうやら予約がダブっているらしい。誰にも邪魔されずにくつろぐつもりだった彼女はため息をついた。4年前、シャロンは夫をセスナ機の墜落事故で亡くし、今はグラフィック・デザイナーとしてなんとか生計を立てている。そして自分をみつめ直すためにマイアミに旅立つところだった。「満室だし、同室するしかないだろう」と、男は言った。思わぬ成り行きで、ふたりは一夜をともに過ごすはめになった。しかし男はスコットという名前以外、職業も生活も明かさない。シャロンは彼に惹かれたが、目的地に到着したときはぐれてしまう。お互いにどう連絡のしようもないので、シャロンはがっかりした。だが数日後、思いがけずスコットから電話がかかってきた…。
春に愛を見つけて (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
“プレイボーイのカーヒル”こと、グリフィン・カーヒルが赤ん坊を抱いて立っている。ヘザーはわが目を疑った。聞けば、彼は生後八カ月の双子の甥を預かるはめになり、切羽詰まってヘザーに助けを求めてきたらしい。元婚約者のグリフィンには、これまで何度も失望させられた。ヘザーが彼を必要としていたときには応えてくれなかった。彼の頼みをきく気も、これ以上かかわりを持つ気もないのに、赤ん坊を守らなければという衝動に突き動かされてヘザーはつい、面倒をみる役を引き受けてしまう。だが、かつて愛したグリフィンの青い瞳を見た瞬間、自分がどれほど危険なことをしようとしているかに気づいた。わたしはまた彼に傷つけられてしまうのだろうか。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
オブライエン,キャスリーン
フロリダの生まれ。小学一年生のときに七ページの物語を書いたのを皮切りに、ストーリーを語り続けてきた。大学を卒業して新聞社の仕事に就き、テレビ番組評などを書いていたが、同業のジャーナリストと恋に落ちて結婚。マイアミに居を構えた。彼は今もすばらしい夫である。娘が生まれたあと自宅でできる仕事として、再び小説を書き始め、ロマンス作家として人気を確立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
裸足の令嬢 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
自分が死んだと見せかける“死亡事故”を作り上げるため、大富豪の娘イザベルは、崖から自分の車を落とした。異常なまでに彼女に執着する元夫の脅しや、彼女を裏切り、元夫に味方する家族たちから逃げたかったのだ。あとは誰にも知られず国を出るだけ。それなのに…。お金もパスポートもIDカードも、全部なくしてしまうなんて!行き場を失い、追いつめられたイザベルは、命をつなぐため農家に忍び込んだ。そしてその家の主ダンに捕まってしまう。事情を聞いたダンは契約結婚を切り出した。家事さえすれば新しい名前を与えようという。逃亡中のイザベルに、それはあまりに魅力的で危険な誘いだった。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ダルトン,マーゴット
RITA賞受賞作家。94年に日本でも刊行された『私という名の他人』は、アメリカでTVドラマ化され反響を呼んだ。その後も数多くのスーパーロマンス作品や単行本を中心に活躍。生まれはカナダ、アルバータ州の大草原(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ケイト・解かれた謎―リバーベンドの遺産〈5〉 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
書店の店長を務めるケイトは、幼い娘たちの命の恩人を家に泊め、怪我したその男性の世話をするうち、ハンサムな彼にすっかり夢中になってしまった。しかし、ふとしたことから、ジェイ・ローレンスと名乗る彼は長いあいだ行方不明だったジェイコブ・スティールだと判明した。実は、彼こそ、リバーベンドの遺産を遺したエイブラハムの息子、父親の葬儀にも現れず、人々の愛を裏切り続けた張本人だった。書店と屋敷を相続して売り払うため、今、身を偽って現れたのだ。ケイトを死んだ父の年若い愛人と疑い、ケイトから何もかもを奪うために…。いったい、十五年前、父親とのあいだに何があって失踪したの?そして、エイブラハムの遺言にひそむ謎とは。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
シェイ,キャスリン
ニューヨーク州コーニングの生まれ。幼いころから書くことが好きで、15歳のときには物語を書きはじめた。ニューヨーク州北部の小さなカトリック系女子大に進んでからも創作は続けたが、教育実習をして教師という天職に出会った。現在もハイスクールの教師を続け、カレッジの講師もしていて、結婚後の子育ての時期も教職と創作活動はとだえたことがない。1994年スーパーロマンスから作家デビューした。ニューヨーク州在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
さよならパリの夢 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「わたしのこと覚えておいでなんですか?」大学の教授アンディとの10年ぶりの再会に、サラの胸はときめいた。3年前離婚してパリから帰国した彼女は、今5歳の娘とふたり、ワシントンで暮らしている。働きながら大学院にも通うあわただしい毎日だ。もう恋なんて…そう思っていたはずなのに、アンディと一緒にいると温かな満足感を覚える。“でも、深くのめりこんではだめよ”彼とつきあいながらもサラはそう自分に言い聞かせていた。ある日、アンディの家に電話をかけると若い女性が出てきた。どうやら彼には特別な女友だちがいるらしい。“わたしとキスしておきながら、別の女性ともデートするの?”わき上がる嫉妬心に気づいて、サラは自分が信じられなかった。
二度あることは (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
シェリーは伯父から受け継いだ農場で傷心の日々を送っていた。夫が国家機密を盗んでいるところを目撃してしまい、しかも浮気までしていたのを知って、3週間前離婚したのだ。そんな彼女のもとへFBIと海軍情報部の男たちがやってきて、夫のアンソニーは事故で死んだと告げる。だが、呆然とする彼女の目の前に夫と瓜ふたつの男が現れた。「アンソニーなの?あなた死んだはずじゃ…」「いや、ぼくはコード。彼とは別々に育てられた双子の兄弟だ」そしてFBIの要請で、国を裏切った夫の仲間をおびき寄せるため、シェリーはコードと和解した夫婦の役を演じることになった。
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